おすすめの方法とは?日本酒の飲み比べの魅力や楽しみ方などの雑学をご紹介
日本酒と一口にいっても、冷酒や燗をするなど飲み方による違い、辛口や甘口などのテイストなどさまざまな種類が存在します。辛口が好きな人もいれば、甘口を好む人も多いけれども日本酒の甘口や辛口はお店のスタッフさんに尋ねたり、通販サイトなどでは商品の概要部分に記載があるので好みのものを選べます。ただ、自分の好みに合うのか否かは飲み比べが必要です。ここでは、日本酒の飲み比べの雑学や魅力をご紹介していますので参考にされると良いのではないでしょうか。
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おすすめの方法とは?日本酒の飲み比べの魅力や楽しみ方などの雑学をご紹介
- 日本酒の飲み比べをしたい!どこで楽しむことができる?
- 日本酒の飲み比べを楽しむ際にポイント①:香りや味わいの違い
- 日本酒の飲み比べを楽しむ際にポイント②:温度を変える
- 日本酒の飲み比べを楽しむ際にポイント③:銘柄の写真やメモ
- 日本酒の飲み比べをするときの注意点①:飲み過ぎに注意
- 日本酒の飲み比べをするときの注意点②:お店の場合は注文過多に注意
- 日本酒の飲み比べをするときの注意点③:和らぎ水をこまめに飲む
- 日本酒の飲み比べをするときの注意点④:飲む順番を工夫
- 日本酒の飲み比べをするときの注意点⑤:野菜などで舌の感覚をリセット
- 日本酒の飲み比べをテーマ別に楽しむ①:人気銘柄
- 日本酒の飲み比べをテーマ別に楽しむ②:特定名称酒
- 日本酒の飲み比べをテーマ別に楽しむ③:製造された地域ごとに比較
- 日本酒の飲み比べをテーマ別に楽しむ④:同じ酒蔵で同じ銘柄で比較
- 酒蔵や酒屋には日本酒の飲み比べセットも販売
日本酒の飲み比べをしたい!どこで楽しむことができる?
日本酒をいろいろ楽しみたいけれども、どのような銘柄が良いのか分からない人も多いといえます。一口に日本酒といっても辛口や甘口などのテイストがありますし、冷やして飲むタイプや常温で飲むタイプ、燗にして温めて飲むタイプなどさまざまです。種類により美味しい飲み方があるので、どのような種類のお酒なら冷酒が良いのかなど知識を得ておけば日本酒の良さをより堪能できるのではないでしょうか。数あるお酒の中から好みのものを選びたい人は飲み比べをするのがおすすめです。飲み比べは、種類を豊富にそろえている居酒屋や造り酒屋などで楽しむことができます。特に、造り酒屋の場合は酒造の場で楽しむことができるようになっているのでおすすめです。最近は、ワンコインで3種類程度少量ずつ比較ができるお店もありますので、ネットなどを使って近隣にあるお店探しをされるのがおすすめです。また、観光地などにもこのような造り酒屋があるので立ち寄ってはいかがでしょうか。
日本酒の飲み比べを楽しむ際にポイント①:香りや味わいの違い
日本酒のラベルには、吟醸・純米・本造譲などの文字が印刷されていますが、これらは精米歩合および原料などの条件を満たしている特定名称酒の呼称になります。吟醸酒は華やかでフルーティーな香りがするタイプが多く、純米酒はお米の味わいを感じることができてふくよかな香りを楽しめるものが多いのが特徴です。本造譲は、すっきり軽快で辛口のものが多いようです。特定名称酒ごとの香りおよび味わいの違いを知る、これも日本酒の飲み比べを行う際の魅力の一つです。日本酒の種類とともに辛口や甘口などの情報もチェックして味わいの違いを楽しむのも飲み比べのポイントです。ちなみに、居酒屋などの場合は、コップ酒やマス酒といった形で提供されるお店が一般的です。そのため、いろいろ比較したいとなると飲みすぎてしまうこともありますので、そのときの体調に合わせて適量で試すこと、友達などと一緒にお店に行けば人数分の種類を比較することもできるのでおすすめです。
日本酒の飲み比べを楽しむ際にポイント②:温度を変える
日本酒をお店注文するとき、燗酒を頼むときもあれば冷酒を頼むことがあるなど、同じ日本酒でも温度を変えて飲み比べるやり方もあります。冬場の寒い時期は熱燗が良いけれども、冷酒として製造されているものは冷蔵庫で冷やして飲むのがおいしくいただくコツに繋がります。ただ、冷酒で飲むとすっきりした印象のお酒も燗酒にすると丸みが出てきて好みの風味や味わいになるなど、飲み方を変えることで180度変化するのも日本酒の魅力の一つといえましょう。ちなみに、燗酒に向いているのは純米酒や本醸造酒、山廃仕込みなどコクがありしっかりとしているものが最適といわれていて、温めることでよりお米の旨味や香りを感じることができるようになります。日本酒の専門店に行くと、お酒に精通しているスタッフさんが最もおいしく飲むための温度に関するアドバイスを行っているところもありますので、このようなお店を使えば飲み比べをしながら楽しい時間を過ごすことができます。
日本酒の飲み比べを楽しむ際にポイント③:銘柄の写真やメモ
日本酒の飲み比べをお店で行うとき、一升瓶をお店のスタッフさんが持ってきて目の前で升やグラスに注ぎ入れ、一升瓶はそのままテーブルの上に置いた状態で眺めることができるところも少なくありません。注文した日本酒のラベルを見ることでどのような種類のお酒なのか、製造元やエリアなどの情報をラベルから得ることができます。ちなみに、日本酒の飲み比べをするときに瓶の写真など銘柄についての情報を保存しておけば、あとで見返したいときに有効な情報になります。似たようなネーミングなどの理由からお酒の名前を覚えていても思い出せない、メニューを見たときに以前飲んで気に入ったものがどのような商品になっていたのか、写真や味わいなどの特徴を記したメモがあれば注文するときにも威力を発揮してくれることでしょう。原料のお米や水、地域の特性や蔵元の職人さんなどそれぞれ味わいが変化しますので、酒蔵・銘柄・地域ごとの味の特徴などをメモしておけば役立ちます。
日本酒の飲み比べをするときの注意点①:飲み過ぎに注意
日本酒の飲み比べは、少しずつ時間をかけて数種類のお酒の味わいや風味などを楽しむことができる魅力があります。
自宅の場合は、飲んだ後に家に帰るといったことがないのでゆっくり日本酒を楽しめる魅力がありますが、その反面、落ち着きすぎてしまいうっかり飲み過ぎてしまうこともゼロとはいい切れません。
お店の場合は、帰りのことを考えてある程度セーブする人は多いけれども家でお酒を飲むとなると深酒をしてしまうリスクもあるので注意が必要です。
特に、一人暮らしをしている人は家族や友達などがいない状況になるので、セーブすることが難しくて深酒をしてしまうこともあるわけです。
事前に、どのくらいの量で楽しむのか、これを決めておいてそれ以上は飲まない、このような考え方も日本酒の飲み比べには必要不可欠です。
なお、お酒を飲むときには空腹ではなくある程度胃の中に食べ物が入っている状態で始める、それとお酒だけでなくおつまみも食べながら行うことがポイントです。
日本酒の飲み比べをするときの注意点②:お店の場合は注文過多に注意
お店で日本酒の飲み比べをするとき、注文過多には注意が必要です。
専門店の場合は、いろいろな日本酒がありますので比較をしているともう少し飲めるなどの理由で注文数が多くなりがちです。
特に、酔いが回ってくると気持ちが大きくなりがち、このような理由からも注文過多には十分注意をして楽しむことが大切です。
飲み比べで注文したからといってすべてを飲むと飲み過ぎになることもあるので、普段からの量を把握したうえで注文することをおすすめします。
それと、日本酒などアルコール度数が高いお酒を注文すると冷たい水がチェイサーとして用意されることもあります。
これは和らぎ水と呼ばれるもので、適度に飲むことで深酔いや脱水症状を予防する効果を期待できるといわれています。
ちなみに、チェイサーはノンアルコール飲料や低アルコール飲料を指し、アルコール度集が強いお酒を飲んだ後に口に入れる飲み物の総称です。
日本酒におけるチェイサーは、和らぎ水を差しお店で注文すれば冷たい水を用意してくれます。
日本酒の飲み比べをするときの注意点③:和らぎ水をこまめに飲む
日本酒を美味しく飲み比べする時のポイントとして、こまめに和らぎ水を飲むようにしましょう。
どうしてもお酒の強い人はどんどん飲み続けてしまう傾向にありますが、定期的に水を飲んで口の中と体内をリフレッシュさせることも大切です。
特に度数の強い日本酒を飲むのであれば、健康や安全のことも考えてしっかりと水も飲まなければなりません。
また濃いお酒を飲んだ後にさっぱりとした味わいの日本酒を飲む場合も、やはり間に和らぎ水を挟むのが望ましいです。
濃いお酒の後にすぐ飲んでしまうと、あまり味がしなくてせっかくの飲み比べも良さが半減してしまいます。
さらに夏場の時期になると脱水症状を防ぐ意味でも水を飲むことは大きな効果があります。
お酒は水分補給としての効果はほとんどないので、水を摂取することで脱水を抑え二日酔いを防ぐことができます。
あとは日本酒だけでなく料理を美味しく食べるためにも、水を飲んで一息つくのがおすすめできます。
日本酒の飲み比べをするときの注意点④:飲む順番を工夫
いろんな日本酒を飲み比べする際の注意点として、飲む順番を工夫することも重要となります。
もちろん1番理想なのは自分に合ったやり方で飲むことですが、そこまでお酒に詳しくない人にとっては、まずは多くの人が実施している方法で飲むのがいいでしょう。
日本酒の特徴としては、北の地域で製造された物は繊細で南の地域で製造された物は濃厚な傾向にあります。
したがって最初は北で作られたお酒から飲み始めて、程よく酔いが回ってきたら南で作られた品種を飲むのがおすすめです。
また辛口と甘口であれば、前者から飲み始めて最後の方に甘口を飲むことで美味しさを味わうことができます。
あとは日本酒の匂いにも注目して、シンプルで控えめな匂いのお酒から飲んで、そして香りの強い物を後から飲むのもお勧めな順番と言えます。
ただ人によっては自分の好きな日本酒から飲むケースもありますし、あくまでの自身の最も好きな方法で飲み比べすることがベストです。
日本酒の飲み比べをするときの注意点⑤:野菜などで舌の感覚をリセット
日本酒における飲み比べには明確なルールやマナーなどはありませんし、好きなものを好きな順番で試すのもありです。
ただ、日本酒の味をしっかり楽しみたい、堪能したい人はお酒の味に注目して飲むときの順番を考えることをおすすめします。
鮨店などでは白身の魚は最初に食べる、赤身を後にするなどの食べる順序のようなものがありますし、コース料理などの場合も優しい味わいのものから始まり、徐々に味が濃いものに変わるなどの順序があります。
このとき、注意しなければならないことは、飲みたいお酒をすべて制覇できるとは限らない、順序を考えていると飲みたいものが飲み過ぎなどにより飲めなくなる可能性もありますので、絶対に飲みたい日本酒があるときは先に試しておくことをおすすめします。
飲み比べをしていると口の中が前のお酒の味が残っているなどで次のお酒を飲んでもおいしく感じないこともあります。
野菜などを食べて舌をリセットすることで次に飲むお酒の味わいなどを堪能できます。
日本酒の飲み比べをテーマ別に楽しむ①:人気銘柄
日本酒にはいろいろな種類がありますが、飲み比べするときにはテーマを考えて行うのがコツです。
例えば、人気銘柄は知名度も高くいろいろなお店やオンラインショップなどで入手しやすい種類です。
ただ、人気銘柄といっても本造醸造や純米酒、大吟醸といった特定名称酒がありますので、それぞれの違いも把握しておきましょう。
辛口が好きな人や甘口が好きな人など好みは様々、純米酒にも甘口や辛口など異なるテイストが存在しますので、お酒のレビューなどを参考にして好みのテイストの日本酒を選ぶことをおすすめします。
飲み比べのテーマとして製造されている地域ごとで比較する方法や同じ酒蔵の日本酒でもいくつかの種類があるので、それぞれを比較するなどのやり方もあります。
米どころとなるエリアはおいしい日本酒がある地域、このようなエリアの中で人気を集めているお酒をいくつか選んで比較するやり方、同一の酒蔵ではあるけれども純米酒や大吟醸など特定名称酒で比較するなどいろいろなやり方があることを覚えておくと良いのではないでしょうか。
日本酒の飲み比べをテーマ別に楽しむ②:特定名称酒
日本酒には実に多くの種類がありますので、飲み比べするのに適しているお酒といえますが、比較するときには単純に数本の日本酒を購入して比べるのではなく、テーマ別に楽しめむことをおすすめします。
ここでは、特定名称酒をテーマにした形で楽しむやり方についてご紹介します。
特定名称酒は、原料や精米歩合などの要件を満たすもので、吟醸酒や純米酒、本醸造酒などの総称です。
基本的に、日本酒はお米・米麹・水を原料にしているもので発酵させた飲み物です。
そして日本酒の飲み比べは、数種類を味わい違いを吟味することを指します。
甘口や辛口などのように分類されることが多いですが、同じ辛口でも銘柄や吟醸酒や純米酒などの種類によりテイストが変わります。
辛口が好きな人も、いくつかを比較することでこれは辛すぎる、もう少し辛い方が良いなど分かるわけです。
なお、居酒屋の中には専門店もあり、このようなお店では比較させてくれるメニューを用意しているところもあるので利用されると良いでしょう。
日本酒の飲み比べをテーマ別に楽しむ③:製造された地域ごとに比較
日本酒の飲み比べを楽しみたいとき、テーマ別に行う方法もおすすめのやり方です。
日本酒には、同じ蔵元で製造された人気銘柄の他に1級や特級といった種類があり、同じ銘柄でも異なる風味や香りを持つものがあります。
純米酒や本醸造など特定名称酒をテーマにして比較するのもおすすめのやり方になりますが、特定名称酒は日本酒のラベルに記されている吟醸や純米などの呼称です。
お米の精米歩合や原料など一定の条件を満たしているものだけに名付けられているため、品質が非常に高いお酒の証といっても過言ではありません。
ちなみに、同じ名前の日本酒でも味わいや香りが異なるものが多数ありますので、テーマを決めるときなど名称を絞り込んで飲み比べを行うやり方もあります。
ワインなどの場合はブドウの収穫量に応じて良い年と悪い年がある、同じ名称のワインでもブドウの品質で変わるのと同じです。
また、製造されている地域で比較するやり方もありますが、この場合は製造された地域ごとに比較するおすすめの手法です。
日本酒の飲み比べをテーマ別に楽しむ④:同じ酒蔵で同じ銘柄で比較
日本酒は飲み比べをして楽しむこともできるお酒です。
さまざまなテーマを決めて、飲み比べをすることもできます。
同じ酒蔵で作られたものを飲んで比べることもでき、同じ銘柄のものを選んで比べることもできます。
同じ酒蔵の同じ種類の日本酒ならば、基本的に味は同じです。
ですが、作られた時期によって微妙に異なることもあります。
原材料として使用するお米の質によっても変化することがあり、質の高いお米がとれた年に作られたものならば、お酒の味も良くなります。
同じ酒蔵で作られた同じ銘柄の日本酒を比較するためには、細かいところまで違いがわかることができる味覚も必要です。
ちょっとした違いがわからなければ、全く同じ味のように感じることもあります。
同じ酒蔵で作られた同じ種類のお酒であるので、同じ味に感じてしまうのは自然なことです。
けれども、お酒の味に詳しい人ならば、ほんの少しの違いであったとしても、違いを理解することができます。
酒蔵や酒屋には日本酒の飲み比べセットも販売
旅行先で有名な酒蔵があり立ち寄った、このような経験を持つ人は多いのではないでしょうか。
観光地にある酒蔵は地酒を製造しているお店が多く、できたばかりの日本酒を試飲させてくれるところもあります。
搾りたてのお酒はタイミングがありますので、事前に調べてから出かけることをおすすめします。
今までに味わったことがないまろやかでさっぱりしたもの、味わい深くコクのあるもの、自分の好みのお酒を見つけることもできます。
昔ながらの酒屋さんや酒蔵は、飲み比べがその場でできるようになっています。
古くから営業している酒屋さんの場合は、店先にお酒を楽しめるカウンターが設置されているところもありますが、このような場所でも種類が豊富な日本酒をいろいろ試すことができるわけです。
なお、お店ではなく自宅でくつろぎながら飲み比べをしたい人は、酒蔵や酒屋さんで販売しているセット品を買うのがおすすめです。
セット品は贈呈用にも使えるので日本酒が好きな人への贈り物にもおすすめです。